しじみエキス・だし・焙じ茶などの通信販売



ログイン
顧問生山のしじみ物語

一家の支えであった、元気印の母

話は少しそれますが、弊社は、私が生まれ育った東京の北区、下町の住宅街にあります。
5月になると駅前の花屋さんの軒先にたくさんのカーネーションが並び、
そうか、母の日か…と、幼い頃この辺りを一緒に歩いた母のことを、毎年思い出します。


我が家では母が一家の主として、私たち5人兄弟を育ててくれました。
男性にまじっての力仕事。毎日疲れていたはずなのに、いつも元気で明るく振る舞う人でした。


夕飯の団欒のひととき、母に学校での出来事を話すと笑顔で返してくれる―。

家は貧しく、末っ子の私も兄たちも、いつもお腹をすかせている毎日でしたから、

家族との食事が本当に幸せで、今も私の記憶に深く刻まれています。


貧しさゆえの悲しみ

そんな母を泣かせてしまったこともありました。
ある日、学校でこんなことを先生に言われたのです。

「おいやまくん、悪いんだけど先生のパン食べてくれない? なんか先生お腹痛くて…」

大きなメロンパンでした。私はこんな幸せなことがあるんだ!と思いました。
家に持って帰ろうかとも考えましたが、校庭の木陰で食べました。

今思えば、いつもお腹をすかせている私に対する先生の思いやりだったのでしょう。
「今日ね、先生がぼくだけにパンをくれたんだ!」
家に帰って話すと、母は黙って涙を流しました。
おぼろげに、何か悪いことを言ってしまったのだなと感じました。


母からのメッセージのように感じた、しじみとの出会い

そんなこともあり、いつからか母を楽にしてあげたい、そう思うようになっていました。
しかし社会人になり、自分でお金が稼げるようになったとき、
もう母はこの世にはいませんでした。

両親を早くに亡くして、親孝行ができなかった。

その悔しさが 健康 に興味をもち、身体にいいものを探して、
全国をまわるきっかけになっています。

そんな私にとって、とても思い入れのある商品が『しじみエキス』です。

初めていただいたとき、ふわりと広がる香りに包まれながら
、 「元気が出るから、しっかり食べなさい」と言って母がよそってくれた、
しじみ汁のことが頭をよぎりました。
「そんなに栄養があるなら、お母さんこそもっと食べればよかったのに」なんて、
しみじみ思いながら…。

『しじみエキス』はとことん手作りにこだわっています。
しじみの中でもとりわけ栄養たっぷりの天然のやまとしじみを大きな鉄釜で30時間以上かけて
煮詰め、漉し、素焼きの壺で寝かし、粒状に…。その工程に常に人の手があります。
この商品をより多くの方々にお届けしよう、それが母への恩返しだ、と感じました。


自分自身で、しじみエキスを体験。

お客様にお届けする商品は、すべて自分たちで使ってみる、それが私のポリシーです。


飲みはじめてすぐでした。

取引先との付き合いで、若い頃からお酒を飲むことが多く、
年齢とともに、翌日がつらいと感じることも増えていました。

しかし、「朝から機嫌が良い」と、妻も会社のスタッフもうれしそうで(笑)、
一日元気に仕事をこなすためにも、欠かせないものになりました。


女性スタッフも、以前より笑顔が増えて
その笑顔を見て、私もうれしく感じています。


しじみには、アミノ酸をはじめとした、元気にも美容にも良い成分が豊富に含まれています。
それをひたすら煮詰めて、栄養をぎゅーっと凝縮しているのだから、
『しじみエキス』がこんなに実感できるのもうなずけます。


続いて、130年の伝統を持つ『しじみエキス』の製造工程について、お伝えしたいと思います。


→→4へ続く